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トップログみる入門番外編1.アクセス解析の種類と特徴!
 番外編1.アクセス解析の種類と特徴!
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時折「アクセス解析のツールは沢山あって、どれにすればいいか分からない!」とのご相談をいただくことがあります。ということで、今回は番外編「アクセス解析ツールの種類と特徴」をご紹介します。

アクセス解析を行うツールには、大きく分けるとデータの取得方法が異なる「サーバログ型」「パケットキャプチャリング型」「Webビーコン型」の3つに分類されます。

「ログみる」はWebビーコン型のアクセス解析ツールですので、Webビーコン型ツールの長所ばかりをご紹介したいのですが、そういう訳にもいかないですよね(^^)どの方式のアクセス解析ツールを利用するかは、Webサーバの運用環境やコスト、どのような分析がしたいかなど選択要因は多岐にわたります。

どの方式が良い、悪いということはありませんが、より柔軟な姿勢でツールを選択することが必要なのではないでしょうか。

これから、アクセス解析の導入をお考えの方に、お役に立てれば幸いです。


【サーバログ型】
通常、Webサーバでは、Webサーバにアクセスした閲覧者のIPアドレスや、閲覧者が閲覧要求したファイル(htmlページなど)をを記録しています。これを「アクセスログ」や「生ログ」などと呼び、このアクセスログデータを加工することでアクセスの解析をする方法をサーバログ形式と呼びます。
この方法は、Webサーバに記録された情報の全てを解析対象とするため、閲覧者のアクセスは勿論ですが、検索エンジンのクローラー(サイトの情報を収集するために、ロボット型の検索エンジンなどが自動でネット上を巡回するプログラムのこと)などによる、人間ではないノンヒューマンなアクセスもまともて分析できます。フィルタの設定によって、それらのアクセスを排除して解析することも可能ですが、検索エンジンのクローラーなどが、どの程度自分のWebサイトをクロールしているかということを知ることは、SEOなどの対策を行ううえで大いに参考となるのではないでしょうか。
デメリットとしては、Webサイトの規模が大きくなってくると、解析にとても時間が掛かる場合があります。



【パケットキャプチャリング型】
Webサーバが置かれているネットワークを監視するシステムを設置し、閲覧者からの閲覧要求に対してWebサーバがやりとりする回線を流れるパケットをキャプチャリングして、アクセスデータを記録します。その中から必要な情報を選別し、アクセスを解析する方法をパケットキャプチャ形式と呼びます。
やりとりされる全てのパケットを解析するため、レポートは非常に細かいものが出力されるようです。
しかし、ネットワークを監視するシステムをWebサーバーと同じネットワーク内に導入する必要があるため、データセンターにサーバを預けてしまっている場合などは、このパケットキャプチャ形式のツールを使うことができません。
また、自社内にサーバを設置して運用を行う場合などは、初期費用に大きなコストが掛かる場合があるようです。



【Webビーコン型】
Webサイトで公開されている各HTMLにJavaScriptのタグを埋め込みます。そして閲覧者がタグが埋め込まれたHTMLファイルを読み込んだ時に、あらかじめタグに定義されたデータがアクセス情報収集サーバへ送信されます。この仕組みを用いてデータを収集し、アクセスを解析する方法をWebビーコン形式と呼びます。
この方式は、解析対象としたいすべてのページにタグを埋め込む作業が伴い、面倒な手間が掛かる半面、他方式では取得できない情報を収集できたり、複数の拠点にサーバが分散されている場合や、ホスティングサービスを利用されている場合など、Webサーバの環境に依存しないで使うことができるという利点があります。
この方式の運用形態は、自社で運用する方法と、ASPサービスの2つがありますが、自社で運用する場合、専用の解析サーバが必要なため、多くはASPでの運用がされているようです。



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